奥さんが退院した日の新米パパの1日

 読者のみなさんに、弊社の在宅勤務をより理解してもらうために、この日の彼の1日を振り返ってみよう。

 朝、メールをもらった後、午前中は、私と一緒に企業を訪問した。午後は「時間有給3時間」で、病院に奥さんと赤ちゃんを迎えに行き、自宅に帰る。16時から、自宅でWeb会議に参加。定時の17時30分に業務を終えた。もちろん、この日の給料は満額だ。

こんなことが実現できるのは、会社にあるさまざまな機能、「タイムカード」「キャビネット」「会議室」「スケジュールボード」などをすべてクラウド上に置き、家でも仕事ができる環境を作っているからだ。

……という話をすると、管理職の方から

「道具があっても、細切れの時間だと、時間管理ができないだろう。」

「コミュニケーションがとれないので、さぼっていてもわからないだろう。」

と、指摘されることがある。