人生各時期のお悩みを俯瞰(ふかん)できる図を見ていただきましたが、統計から分かる平均像(average)はこんな感じです。これと比べてみていかがですか。「何だ、みんな同じじゃん」「私は変わってるんだな」…。このような感想と同時に、「これから先、こういうトラブルに遭遇する確率が高い」という見通しも持たれたのではないかと思います。まあ、半ば常識ともいえることではありますが、あやふやな印象論ではなく、官庁統計のデータで定式化する作業も無駄ではないでしょう。

 なお、私のような若造がナマイキな解釈を添えましたが、「違うよ、そんなことないよ」という反論もおありかと思います。どうぞ、本記事の図をカラープリントして、DUALフレンドとの語らいの素材になさってください。人生の見取図を眺めながらのティータイムも悪くないのでは。図3については、タイトルを隠してどの悩みの曲線かを当てっこするのも面白いかも。

 次回は、親の職業を知らない子どもについてです。夏休みの今、親の職場に子どもを招くイベントが各地で開催されていると聞きますが、そういう取組みの必要性を感じさせるデータです。