鈴木 大人がしゃがまずに撮ると、伏し目がちで頭でっかちの写真になってしまいますから、子どもの高さに合わせて撮ったほうがいいですね。
もし上のほうから撮るとしたら、中途半端な角度じゃなくて、思い切って真上から撮ったほうが面白い写真になります。
――この写真は、子ども2人が絵を描き始めたところですね。書道家が書く前に精神統一しているような厳粛な雰囲気が漂っていますね。
鈴木 ふだん見ないアングルで撮ると、印象的な写真に仕上がります。さらに小道具をプラスするのもおすすめです。子どもが好きそうなものを渡せば、勝手に遊んでくれるので自然な姿が撮れますよ。
――かわいい写真が撮れましたね。小道具効果あなどれません。次回は公園での撮影術を紹介します。
(ライター/辛智恵、撮影/鈴木愛子)