鈴木 外に比べて家の中は暗いですからね。ただ私は、光の当たり方が不自然になるので、スマホのフラッシュは使わないようにしています。自然光が入る場所で撮るのが一番です。
 室内で子どもを撮るときには、シーツなどの大きな白い布を敷くといいですよ。光を反射するため、ストロボやレフ板(反射板)の代わりになり、目や肌がキラキラした笑顔が撮れます。白いシャツも光を反射するので、近寄って撮るときに明るく写る効果があります。

自然光が入るところに子どもを座らせて、白いシーツを下に広げて撮影
自然光が入るところに子どもを座らせて、白いシーツを下に広げて撮影

シーツに反射した光が当たり、子どもの目や肌が明るくキラキラ。フラッシュを直接当てるよりナチュラルだ
シーツに反射した光が当たり、子どもの目や肌が明るくキラキラ。フラッシュを直接当てるよりナチュラルだ

――いい笑顔が撮れましたね。そういえば鈴木さんは撮りながらずっと子どもに話しかけていましが、それが生き生きとした表情を撮るコツなのでしょうか。

鈴木 そういえば、話しかけながら撮っていることが多いですね。子どもの緊張をほぐすことができますし、いろいろな表情を引き出すことができます。話しながら、何枚も何枚も撮ります。

――「はい、チーズ」で1枚撮って終わりじゃないんですね。これからは子どもに、もっとたくさん話しかけるようにします。

「飛び道具」や「志村けんのギャグ」も有効

鈴木 カメラのほうを向いてほしいのに、なかなか向いてくれないことがありますよね。

――そういうことはよくあります。