日本経済新聞社主催「ワーキングママのための共育セミナー」第3弾として開催。講師を務めた藤井佐和子さん
日本経済新聞社主催「ワーキングママのための共育セミナー」第3弾として開催。講師を務めた藤井佐和子さん

 産休・育休中は、復職後に育児と仕事を両立できるか不安になるもの。復帰してからは、出産前と同じような働き方ができないことにストレスを感じたり、自分のペースを見つけられずに苦労したり、さまざまな壁にぶち当たります。

 2014年7月19日に開催された「復職前後のワーキングママのためのタイムマネジメントと復職ランディング」セミナーでは、ダイバーシティコンサルタントの藤井佐和子さんが、復職前後によくある悩みやその乗り越え方、うまく両立するためのポイントを教えてくれました。

ワーママは「男働き」しないで結果を出してほしい

 事前にみなさんにいただいた質問のなかに「男性はなぜ残業するのか?」というものがありました。日本には残業文化があり、遅くまで働く人が評価される仕組みがあります。働きやすい環境をつくるには、まずはここを変えていかなければなりません。

 海外に目を向けると、みんなが5時、6時に帰る会社には時間短縮という概念はありません。日本には残業があるから、時短制度が必要になるのです。

 残業するのが前提となっている会社では、残業できない育児中の女性に対して周囲から不満がでたり、反対に時短勤務中の女性が「自分だけ申し訳ない」と萎縮してしまったりすることが少なくありません。上司はそういった状況に気づいていても、どのように解決すべきかアイデアを持っていない場合も多いので、職場でどうしてもらうのが働きやすいのか、遠慮せずに自分から発信していくことが大切です。

 男性と同じように「男働き」をして結果を出そうとすると、いつまでもたっても残業文化はなくなりません。ワーママのみなさんには、残業しなくても結果は出せるということを身を持って証明していただきたいですね。限られた時間の中でスピーディーに結果を出すこと。これを1人で頑張るのではなく、会社の垣根を越えてみなさんで頑張っていくことで、働き方のスタンダートは変わっていくと思います。

次ページから読める内容

  • 人に頼ることを覚え、社内人脈とチームプレーで乗り切る
  • 技術や資格だけが強みではありません
  • 「サーバント・リーダーシップ」を発揮して管理職を目指す

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