子どもの叱り方にも応用できる「かりてきたネコ」
こんにちは。ライターの大山くまおです。
ワーママの妻と共に一人娘を育てております。娘はこの7月で2歳5カ月になりました。2歳といえば、語彙が爆発的に増える時期です。ロジカルな回路も整理されてくるのでしょうか、会話もどんどんスムーズになってきました。
「さて、問題です。つんちゃん(娘の呼び名)といえば?」
「かわいい!」
「ピンポンピンポン~!」
みたいな親バカ200%なやりとりも可能です(おはずかしい)。
と同時に2歳といえば……そう、DUAL世帯の皆さんはご存じの方も多いでしょう。わが家にも「魔の2歳児」が絶賛到来中です。
自我が芽生える時期と言われていますが、とにかくワガママでヤンチャ。そして強情。時に理不尽。最近では、ぐずりというより、はっきりと反抗的な態度を示すことも増えてきました。何か気に入らないことがあって物を投げたりすると、「そんなことはしちゃいけないんだよ」と叱るのですが、娘はそっぽを向いたり、頬を膨らませてにらみつけたりしてきます。
「か、かわいい……!」と思う気持ちを必死に抑えて諭すように叱りますが、うまくいったときは素直に「うん……ごめんなしゃい」と言ってくれるので、夫婦で手を取り合って喜びます。しかし、こちらの言葉が届かないときは、さらに反抗的になったり、泣き出してしまったり……。本当、子どもの叱り方って難しいです。
これは“子育ての名言”ではありません。ライフバランスマネジメント研究所代表の渡部卓さんが、管理職セミナーなどで「部下の叱り方」として紹介している「かりてきたネコ」という名の法則です。これ、子どもの叱り方にも応用できると思いませんか? 名前もかわいらしいので、覚えやすいですよね。
「感情的にならない」は、大きな声で闇雲に怒鳴ったりしないということ。「キャラクター(性格や人格)に触れない」は、「どうしてあなたはできないの?」「なんでいい子にできないの?」という否定の仕方をしないこと。「根に持たない」は、後のフォローの大切さを示していると思います。叱った後は、ニッコリ笑って受け止めてあげたいですね。