特に小学生くらいから増えているのは、ニンテンドーDSやPSPなどのゲーム機や、ウォークマンやiPod touchなどの音楽プレーヤー端末、iPad等の学習用タブレットからのネット利用だ。Wi-Fiに接続できれば、どんな機器でもネットが使え、ものによってはLINEも利用できてしまうのだ。

 たとえば最近のゲーム機は、オンラインで通信、対戦、ダウンロードだけでなく、ブラウザでのネット閲覧等ができるようになっている。ニンテンドー3DSのフレンド登録した相手と写真や音声を送り合える「いつの間にか交換日記」を使い、見知らぬ相手に裸の写真を送らせられたり、裸の写真を撮影されるいじめが起きたことをご存じだろうか(事件後、この機能は任天堂により停止させられている)。

 総務省の「平成23年版 情報通信白書」によると、若年齢層ほどソーシャルメディアの利用率が高く、複数利用も多いことが分かっている(現在のSNS利用率71.7%)。子どもは様々な端末からネットやSNSを利用していることは知っておくべきだろう。

 ところが、 「『LINEがしたいからスマホがほしい』という子どもにスマホは禁止したが、ウォークマンを買い与えたら、いつの間にかWi-Fi経由でLINEをやっていた」という類いの話は頻繁に耳にする。保護者世代にとって、音楽プレーヤー端末やゲーム機からネットが使えるという事実はぴんとこないようだが、 最近の端末は大抵ネットが使えると思った方がいい。端末についてよく調べてから我が子に買い与えるようにすべきだろう。

フィルタリングは必要か?

 小学生になると、多くの子どもがゲーム機や音楽プレイヤー端末をねだるようになる。結果的に、年端もいかない子どもたちが、個人で利用可能なネット接続可能機器を所持しているというのが現状だ。

 小学生やそれ以下の子どもは、たとえスマホや機器、サービス等を駆使しているように見えても、ネットの危険性についてはまったく理解していない。動画等をクリックしているうちに有害サイトにたどり着いてしまうこともあるし、知らずに何かを購入してしまうこともある。公開してはいけない情報を公開したり、知らない人と連絡を取ってしまう可能性もある。「うちの子に限って」はないと思っておいたほうがいい。