共通点3 部下に関心・理解がある

●メンバーのプライベートを把握しており、相談に乗ってくれる。仕事もコントロールしてくれ、状況に応じた対応をしてくれる。
(43歳女性、ソフトウェア、情報処理)

●上の子の発達の関係で正社員としての勤務が難しくなってしまったが、パートとして子どもが学校に行っている時間帯だけ勤務できるよう奔走してくれた。この恩は一生忘れない。
(39歳女性、金融、事務)

●やむを得ず、チームの他のメンバーに仕事を代わってもらう際、上司に「申し訳なくて・・・」と相談したところ、「申し訳ない、じゃなくて『ありがとう』と思えばいいんじゃない? こういうのは順番だから」と言われ、悶々としていた気持ちが少し軽くなりました。
(43歳、小売、情報処理)

共通点4 チームマネジメントができる

●正義感があり、仕事を個人ではなく「組織(チーム)」で見ているところがいい。個人を尊重することと、業務をチームで回すことは似て非なることだと再認識しました。
(34歳男性、通信サービス、営業・販売)

●今の職場で上司が変わり、「成果さえ出せば、遅刻も早退も勉強もOK」という上司がきました。周囲と同じように長時間勤務ができない私に対して、ミーティングでちょっといやらしい個人攻撃をされてしまったときに、その意見をハッキリ言ってくださった。結果、私に対する風当たりがずいぶん弱まって、仕事も人の目を気にすることなく、思い切りできるようになくなりました。一緒にいい仕事ができたときに、「全社に貢献する仕事ができたね!すごいね、これからも期待しているよ」と言ってくれたときには、この一言で一生がんばれると思いました。
(45歳、素材、財務・経理)

職場での意識浸透はボスの一言で決まることもある
職場での意識浸透はボスの一言で決まることもある

 ブラボー! いいですねぇ。こうやって、少しずつイクボスが増えていくと、日本の企業風土は劇的に変わっていくでしょう。“制度”をつくるのは会社ですが、“風土”をつくるのは現場の働き方を決める管理職ですからね。