「早く帰るだけではいいパパになれない」という現実
「マロン先生」こと栗田正行です。今回は、働くパパが「なるべく定時で帰る」ための仕事術や考え方を紹介します。誤解がないようにあらかじめ言っておきますが、働くパパだからといって、とにかく早く帰ればいいというわけではありません。
なぜなら、早く帰ることで家族との時間を大切にしても、仕事がおろそかになってしまっては、実績や給与が下がり、結果的に家族を困らせることになるからです。ここで紹介するのは、仕事も家庭も大切にできる時間術です。
では、締め切りまでに確実に間に合わせ、かつ高いクオリティで仕事を仕上げるには、どうすればよいのでしょう。その答えとなる、とっておきの方法をお教えします。それは、与えられた仕事にすぐ取りかかることです。つまり、仕事という名のボールを初球で打つのです。
仕事を「初球打ち」するためには、次の3つの段階があります。
仕事を「初球打ち」する3段階
たとえば、あなたが上司から書類の作成を頼まれたとします。締め切りは1週間後。このとき、あなたならどうするでしょうか。他の仕事との優先順位は考えずに、次の2つから選んでください。
(1)内容をじっくり考えて、締め切り2日前くらいから取り組んで終わらせる
(2)すぐ取り組んで2日間で終わらせる
どちらの選択肢も2日間で終わらせるという点は変わりません。ポイントは、すぐ取りかかったかどうかの違いだけです。