百歩譲って…
「学力を受験力と地頭(じあたま)力の2種類に分ければ、少なくとも小学受験と中学受験に関する受験力は、母親の勤務状態に大きく関わるでしょう」というのが正解でしょうか。

  受験に有利か不利かで言えば、フルタイムでバリバリ働くママは不利です。特に関係があるのが、小学受験・中学受験まで。ここまでは、ワーママのお子さんは大きなハンデを背負います。高校受験くらいからはあまり関係がなくなり、「本人次第」というステキな世界に突入します。

 なぜ、小学受験・中学受験でハンデがあるのか。理由は大きく2つあります。

 小学受験・中学受験でハンデがある理由は次の2つです。

理由 1.小学受験と中学受験は、手間がかかる

 年端のいかない子ども達に勉強させるには、非常に手間がかかります。例えば、有名校に多数合格させ、過去の入塾テストがヤフオクにて取引されるほどの難関であるSAPIXの最高クラスなどは、出る宿題が膨大で、親がつきっきりでコーチしないととても無理だそうです。

 勉強の進み具合を管理して、やる気にさせる、まるでオリンピックのコーチのような役割を、大なり小なり求められるのが、小学受験、かつ中学受験です。

 もう一つの理由は……