余熱に任せておけば出来上がり!

ユミエさん「すごいわねぇ。でも、どうしてこんなに熱が持つのかしら?」

ケンジくん「実は料理が入っているステンレスの容器が鍋でもあるんです。火にかけた鍋をそのままサーモコンテナに入れることになるので、余計な熱を逃がさないんですよ

マコトさん「えっ? これをそのまま火にかけるのかい? 持ち手がないからてっきり移し替えたのかと思ったよ」

火に直接かけてから蓋をしめ、取っ手を使ってサーモコンテナにいれる
火に直接かけてから蓋をしめ、取っ手を使ってサーモコンテナにいれる

ケンジくん「サーモコンテナの蓋に大きな爪切りみたいな形をしたものがついているでしょう? その先端を、ステンレスの容器に引っ掛けるところがあるので、そこに引っ掛けて容器を持ち上げ、収納するんです」

マコトさん「なるほど、うまくできてるな」

エリちゃん「でも、いくら保温機能が優れてて、容器を直接火にかけられるっていっても、長いことコンロで火にかけてこなきゃ、ここまで野菜に火が通らないでしょ(もぐもぐ)」

ケンジくん「(いつの間にか食べてる……)もちろん具材の大きさやどんな料理かにもよるけど、今日作ってきたご飯や焼きリンゴは10分も火にかけてないよ」

カオリ所長「へー、それだけしか加熱しなくても、時間をおくだけでしっかり火を通せるなんて、キャンプにうってつけね!」

ケンジくん「時間の有効活用だけじゃなく、ステンレスの容器が3つあるので、一度に3種類、しかも容量が大きいから3、4人前は作れます。あと、鍋がそのまま容器になりますから、洗い物も少なくて済みますし、サーモコンテナには重ねて入れるので、かさばらずに運搬できますよ

スッキリまとまるので、持ち運びも簡単
スッキリまとまるので、持ち運びも簡単

ユミエさん「キャンプだけじゃもったいないくらいね」

ケンジくん「僕は普段でも、時間のあるときに煮物をサーモフードスタッカーで作ったりしてますよ。火加減を見る必要がなくて安心ですから」

ユミエさん「それは助かるわねぇ。子どもがいるとそっちに気をとられて、落ち着いて火加減も見ていられないときもあるし、時間がなくてもあらかじめ作っておけるなら、家事の負担も、ガス代や電気代も減らせそうね