ケンジくん「これは『サーモフードスタッカー』という、移動している間に調理ができるグッズなんですよ」
エリちゃん「えっ、どういうこと?」
ケンジくん「食材に火を通すためには当然、長い時間加熱しないとですよね。その加熱を、移動している時間に余熱で行うんです」
カオリ所長「ってことは、よっぽど保温機能に優れているのかしら」
ケンジくん「そうです! この緑の容器をサーモコンテナというんですけど、厚みが約2.5センチもあって、熱を逃がさないんですよ。だから余熱調理をし続けて、6時間ほど経っても温かいままで中の料理が食べられます。ほら、この通り」
カオリ所長「おいしそ~! カレーにごはんに、焼きリンゴのデザートまで!……ケンジくんってこんなに料理が上手だったのね!」
マコトさん「確かに温かいから、このままで十分食べられるな」
ケンジくん「ありがとうございます。なんだか照れるなあ」