子どもを守るための安心・安全の工夫
住まいの中は、実は子どもにとって多くの危険が潜んでいる。「小さい、弱い、分からない」生き物である子どもが安心して暮らせるよう、住まいにも工夫が必要だ。例えば階段の段鼻に滑りにくく、転んでも大ケガをしないで済む柔らかい素材を使う工夫もその一つ。水回りの事故を防ぐため、浴室や洗濯機置場のドアにチャイルドロックを付けるのも効果がある。また壁や床などにふくだけで汚れがとれるような手入れがしやすい素材を使えば、子どもをしからないで済むので親のストレスも軽減される。
家の中で過ごす時間の長い子どもにとって、部屋の空気が汚れていると病気やアレルギーの原因になりやすいと言われている。国ではホルムアルデヒドなど化学物質の室内濃度の指針値を定めているが、積水ハウスでは大人の2倍空気環境の影響を受けやすい子どもを基準に考え、国の指針値の1/2以下の実現を目指す空気環境配慮仕様「エアキス」を導入している。すべてのエアキスの建物で濃度測定・第三者機関での分析を行い、子どもにとっても健やかな空気環境を提供している。
(文/大森広司、写真/武田光司)
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