復帰前は「新しい生活リズムのリハーサル」を丁寧に

・【復職後に備え、「家事の時短化」「夫と役割分担」】

 仕事に復帰後、離乳食期間を過ぎるころの生活をイメージし、「料理を手際よくできるようにならなければ」と考えました。そこで、松居一代さんプロデュースの圧力鍋や、平野レミさんプロデュースのお鍋「レミパン」など、「時短料理」に便利な調理グッズを購入。付属のレシピブックに載っているレシピを試しに作ってみて、短時間で調理するトレーニングを積みました。

 この時期に出合ったレシピ本は今でも重宝しています。例えば、『圧力鍋でタイム1/2クッキング』『100万人が選んだ大絶賛おかず』『おうちに帰って、ごはんにしよう。』『やっぱり、和食かな。―ラクに覚えて、ラクに作れる、和食のバッチリルール』などはよく使っています。

 また、仕事に復帰する前には、洗濯機、電子レンジ、食洗機、掃除機などを買い替えました。最新の家電には便利機能が盛りだくさんで、家事の手間と時間を省くことができると期待して

 なお、買い替えるまではしなくても、手持ちの家電の取扱説明書を見直してみるといいと思います。知らずにいた便利機能に気づけるかもしれません。家電をうまく使いこなせるようになっておくことをオススメします。

 もちろん、パパと家事・育児の役割分担について相談し、復職後の生活をイメージしておくことも大切です。家事代行やシッターサービスを利用するなら、どの会社のサービスをどのように使うかも、早めに検討しておくといいでしょう。

・【仕事に復帰する直前は、「出社」のスケジュールに合わせて生活】

 仕事に復帰する1カ月くらい前からは、会社に出社するのと同じ時間割で朝を過ごすようにしました。毎日決まった時間に起き、子どもを起こします。実際にどこかへ出かける計画を立てて、出社するのと同じ時間割で外出の支度をし、家を出るようにしました。こうして生活のリズムを早くから整えることで、復帰後、早いうちにペースをつかめたと思います。

――さて、産休・育休中にしたことをあれこれお話ししましたが、これら以外に、もっとも有意義だったことがあります。それは、色々な人と交流すること。私はこの時期、人間関係の「メンテナンス」をしたり、新たな人脈を築いたりすることができました。詳しくは次回お話しします。

(ライター/青木典子、撮影/鈴木愛子)

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