不安の原因、9割は「勤務時間外にも対応せざるを得ない業務」

 仕事と子育ての両立に対する困難・不安の原因としては9割が「勤務時間外にも対応しなくてはならない業務があるため」と回答している。その内容として一番に挙げられたのが、先に取り上げた国会質疑対応、以下、政府部内のショートノーティス(締め切りまでの期間が短い)な作業依頼、幹部との打ち合わせが続く。

仕事と子育ての両立に対する困難・不安の原因

勤務時間外に対応せざるを得ない業務の内容

時間外勤務が困難な状況は子育てや介護を抱える職員に共通する問題

 「2人出産した場合、第一子の出産から下の子が小学生になって、精神的にある程度自立するまで10年前後かかるのが一般的です。配慮可能なポストの不足や、周囲への過大な負担、女性職員のキャリア形成は大きな問題です。女性職員への配慮で対応するのはもはや限界。霞が関全体が男性を含めて働き方を見直し、変えていくことが必要です。残業を前提とした業務はできるだけ減らし、さらなる効率化を進めて、それでも勤務時間内に処理できない仕事は、テレワークで自宅で処理することがあたりまえに可能な職場にしていきたいです。時間外勤務が困難な状況は女性だけではなく、男女を問わず子育てや介護などを抱える職員に共通する問題です。また、休養を取ることによって、新しい発想も生まれ、結果として政策の質の向上にもつながります」(河村さん)