子ども2人をオルタナティブスクールに通わせる木村宏一さん(弁理士)の場合
夫婦ともに高学歴。仕事で国内外を飛び回る木村家は、絵に描いたようなエリート共働き家庭だ。
しかし木村さんは言う。
「私の10代前半は危険と隣り合わせでしたよ。通っていた地元の中学は尋常じゃなく荒れていて、消しゴムを落とされた程度のことで『とりあえず殴っとくか』というのが“基本のコミュニケーション”。問題を話し合いで解決できることを知ったのは、都立高校に入学してからです(苦笑)。おかげで危険を察知するスキルは身に付きましたが、あんな思いは子ども達にはさせたくないんです」
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- 子どもの適性を活かす学校が、オルタナティブスクールだった
- “一人学習”と“みんなでの探究”が明確に分かれている
- 少人数だから磨かれる、無視できない「人とのかかわり」
- PTA活動は年2回 ITを活用し、オフサイトでも参加可能