日本の教育に縛られず、子どもにグローバルな世界にも通用する教育を受けさせようと考える共働き家庭が増えている。どのような理由でわが子を“グローバル人材”にしたいのか、どんな進路を考えているのか、そして気になる費用は? 題して「うちの子、グローバル人材ですから!」特集。第1回は、息子の長所を伸ばすため数々の小学校を見学し、オルタナティブスクールを選んだ父親の話。

子ども2人をオルタナティブスクールに通わせる木村宏一さん(弁理士)の場合

木村宏一さん(仮名)37歳 自営業

東京出身。都立高校から一浪後、東京理科大学に進学。東京大学大学院卒業。企業勤務の後に弁理士資格を取得し、現在は特許商標事務所を構える。大学院時代に知り合った妻は仕事の都合上、出張が多い。長男(小4)、長女(小2)はオルタナティブスクール(独自の教育理念と方法を持つ学校を意味する)である東京コミュニティスクールに在学中。

 夫婦ともに高学歴。仕事で国内外を飛び回る木村家は、絵に描いたようなエリート共働き家庭だ。

 しかし木村さんは言う。

 「私の10代前半は危険と隣り合わせでしたよ。通っていた地元の中学は尋常じゃなく荒れていて、消しゴムを落とされた程度のことで『とりあえず殴っとくか』というのが“基本のコミュニケーション”。問題を話し合いで解決できることを知ったのは、都立高校に入学してからです(苦笑)。おかげで危険を察知するスキルは身に付きましたが、あんな思いは子ども達にはさせたくないんです」

次ページから読める内容

  • 子どもの適性を活かす学校が、オルタナティブスクールだった
  • “一人学習”と“みんなでの探究”が明確に分かれている
  • 少人数だから磨かれる、無視できない「人とのかかわり」
  • PTA活動は年2回 ITを活用し、オフサイトでも参加可能

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