ファイナンシャル・プランナー(FP)の花輪陽子です。おかげさまで今年4月に長女を出産し、無事にママになることができました。出産前に少し波乱があり、39週の妊婦健診の時にそのまま入院をして緊急帝王切開になりました。自然分娩で予定していたのでお金の支払い予定も変わり、会計では約60万円を支払いました。

東京での出産は高額。ただし黒字になる人も

 「出産費用ってそんなにかかるの?」と思われる方もいるかもしれません。出産費用の全国平均は47万3626円(厚生労働省の調べ 2010年8月)で、健康保険から「出産育児一時金」として、一児につき原則42万円が支給されます。「直接支払制度」に対応している医療機関では、医療機関に合意書を提出し、出産費用と一時金との差額を支払うことができるので、平均的な出産費用の場合、差額は5万円程度になります。

 ですが、東京都内の医療機関の場合、出産費用や差額ベッド代が高額になることがよくあります。私が出産をした日本赤十字社医療センターでは自然分娩で60万円前後、帝王切開分娩の場合は70万円前後(3割負担)が一般的な出産費用です。