「白目が真っ赤っ赤」になる症状まで一緒の、同世代ママ友

 まだまだ風邪の連鎖は続く。私がようやく復活したあたりで、お次は子どもが下痢と嘔吐。ウイルス性胃腸炎らしい。そして……もうお分かりだろう。その後当たり前のように、私も食欲不振と発熱でダウン。こんなのの繰り返しなのだ。

 近所の小児科・内科医院には、毎週のように通いつめることになってしまう。子どもはまだしも大人の私があまりにも頻繁に風邪を引くのが恥ずかしくて、病院に行かずにつらいのを我慢していたら、ひどくこじらせたことがあった。それからは、観念してすぐさま病院に行くようにしている。

 「なんでこんなにうつるんでしょうかね」と先生に聞いたら、「お母さんと子どもの距離は近いから仕方がないんですよ」という答えが返ってきた。確かにそうだ。あれだけ、顔と顔を近づけて、ベタベタ触られて、ごはんを食べさせたりしてれば、風邪のうつるルートなんてゴマンとある。かといって、子どもと距離を保つなんて、非現実的だ。子どもに免疫ができるまでの間は、こちらも一緒に風邪の連続攻撃と闘わないとならないということか。

 みんな、こんなもんなのだろうか。やっぱりここでも、志のぶさんと傷をなめ合い、励まし合うことに。おもしろいくらい、オーバーラップすることもあるのだ。

 あるとき、例によってまた子どもが発熱した。夜間だったのでその日は様子を見て、翌朝病院に連れていこうとした。出かける準備をしてコンタクトを着けようと鏡を見た瞬間、びっくりギョーテン! なんと、右目の白目が真っ赤っ赤! 「ギョエ~ッ!」と一声叫んだ。が、次の瞬間「プハッ」と吹き出している自分がいた。

 だって、このシーン。ついこの前見たばかり。確か1週間前くらいに、とある会合で志のぶさんと会ったとき、まさにこれと全く同じ症状の目をしていたのだ。「どうしたの?」と聞いたら、「痛くもかゆくもないんだけどね。お医者さんにも放っておけば治るって言われたんだけどね、でもこのビジュアルはかなり嫌」と気にしていた。

 そんなことってあるんだなぁと思っていたら、今度は私か! そりゃ、笑うしかないだろう。こんなことって、こんなに重なるもの?