●加熱する際は、十分に加熱を。中心部の温度が75℃で1分以上の加熱が目安。焦げてしまう場合は、蓋をして蒸し焼きにするのも有効
●料理を途中でやめて、そのまま室温に放置すると、細菌が食品に付いたり、増えたりする可能性も。その際は、一度冷蔵庫へ
●電子レンジを使う際は、電子レンジ用の容器や蓋を使い、熱の伝わりにくいものは、均一に加熱されるように、時々かき混ぜることも必要
●食卓につく前に、必ず手洗いを
●清潔な手で、清潔な器具を使い、清潔な食器に盛り付けを。例えば、卵焼きを作ったお箸をそのまま使って、盛り付けるということは避けて
●温かく食べる料理は温かいままで、冷やして食べる料理は常に冷たくしておく。温かい料理は65℃以上、冷やして食べる料理は10℃以下を目安に
●調理前の食品や調理後の食品は、室温に長く放置するのは避けて。例えば、O157は、室温でも15~20分程度で、2倍に増える
●残った食品を扱う前にも手洗いを。きれいな器具、食器を使って保存
●残った食品は、早く冷えるように、浅い容器に小分けして保存するのがコツ
●時間が経ち過ぎたものは、思い切って捨てる
●残った食品を温め直す際にも、十分に加熱を。味噌汁やスープなどは、沸騰するまで加熱を
●ちょっとでも怪しいと思ったら、口に入れずに、捨てる
いかがでしたでしょうか。忙しいDUAL世代は特に「肉や魚を購入した際は、きちんとポリ袋に入れてから運ぶ」「食品はすぐに冷蔵庫や冷凍庫に入れる」「キッチンのタオルは食事のたびに取り換える」「盛り付けるときはきれいなお箸で」「ちょっとでも怪しかったら、躊躇せずに捨てる」などを、しっかり押さえておきたいですね。
次回は、洗った台ふきんでも雑菌が多数付いている実験結果の他、キッチン、調理器具、食卓などの衛生を保つために、便利で簡単な「アルコール除菌」についてお伝えします。
(ライター/西山美紀)