見学したレッスンは、2人の年長生徒がいたがそれぞれの興味や強い分野、苦手な分野などに合わせて取り組む内容もアレンジされていた。さらにそれぞれに宿題が提出されるが、内容はその子に合わせて変えてある上に、プリントは「一日目」「二日目」と日にちごとにきちんと分かれて出されるので、受け取る親もやるべきことが明確に分かって評判がいいという。さらには絵日記やそれぞれへの先生からの詳細なコメントが書かれたノートも渡される。親が同席できないからこそ、こまめな連絡を大事にしているという。

教室の壁には、アルファベットやカタカナ、ひらがなの表なども張ってあり、子どもたちの目に自然と入るように配慮されていた
教室の壁には、アルファベットやカタカナ、ひらがなの表なども張ってあり、子どもたちの目に自然と入るように配慮されていた

 「さらに、受験に関する説明会や面談なども、普段見ている保育士、専門の講師、保護者の3者で行えるため、連携がとりやすく、協力体制がとりやすいんです。外の幼児教室などに通っていると、普段の子どもの様子などは分かりませんが、3者が一緒に相談できることで、その子の個性に合わせて志望校の相談や対策もたてやすいです」

 近年では8〜9割程度の年長クラスの子どもがお受験するという。近隣の有名私立小学校への合格者も出している。

月10万円で習い事も済むなら、お手頃?

 基本の保育時間は、8時から19時。カリキュラムは、そのうちの10時から5時に行われるように組まれている。22時までの延長も可能で、当日16時までの連絡で夕食も頼むことができる(別途有料)。保育料は、カリキュラムが増え始めるジュニアクラス(3、4歳)週5日の場合だと、月10万8000円。年長のキンダークラスでは、習字、体操、リトミック、英語など最大8種類の課内カリキュラムが含まれている。約10万という金額は、これまで見てきた認可外保育園の中では、カリキュラム込みにしてはお手頃に思えてくる。別途、土曜保育を申し込むこともできる。