Q. ぜんそくの診断方法を教えてください

A. 問診、胸の音で診断。呼吸機能検査をする場合も

 明け方のせき、家族のアレルギー、気道過敏症状の有無などを問診し、胸の音から判断します。加えて、IgE抗体や好酸球(白血球の仲間)を測定する血液検査や、肺活量などを測定する呼吸機能検査で複合的に診断します。また、2013年に保険適用を受けた「呼気NO検査」は、息の中の一酸化窒素を計測することで気道の炎症が分かるもので、今後急速に広まっていくと予想されます。

Q. 治療法を教えてください

A. 発作が起きないようにする「抗炎症薬」の薬物治療がメインです

 発作が起きないように気道を鎮静化させる「抗炎症薬」による治療がメーンです。抗炎症薬としては、「吸入ステロイド」と「ロイコトリエン受容体拮抗薬」の2つがよく知られています。症状の強さに応じてこれらの薬を使い分けたり、併用したりします。

吸入ステロイド ―気道の炎症を抑える
商品名)キュバール、フルタイド、パルミコートなど
※気道を広げて呼吸をラクにする長時間作用性β刺激薬(気道を拡張させる)を一度に吸入できる配合剤もある。例)アドエア、シムビコート

ロイコトリエン受容体拮抗薬 ―気道収縮や炎症を引き起こすアレルギー反応を抑える
商品名)オノン、シングレア、キプレスなど

 吸入ステロイドは、ガイドライン通りに使用する分には副作用の心配はありません。間欠吸入(風邪などのときだけ吸う)の効果は、現在調査中です。また、これらの薬でもコントロールできない重症ぜんそく(ぜんそく患者の子どもの5%、大人の10%を占める)には、ゾレアというIgEを中和する薬がよく効きます。

 下の表は、ぜんそくの重症度の分類です。それぞれに治療法は異なります。

出典:小児気管支喘息治療管理ガイドライン(表内のカッコは編集部で補足)
出典:小児気管支喘息治療管理ガイドライン(表内のカッコは編集部で補足)

 治ったと思ったらぶり返す、ひどくはならないけどすっきりしない……。そんなときは、治療が過小治療なのかもしれません。吸入ステロイドの必要があるのにロイコトリエン受容体拮抗薬だけしか出されてない、しかも十分な量を使えてないないど。

 治療を続けていても良くならないなら、もう一度主治医に相談するか、場合によってはセカンドオピニオンを求めることを考えてもいいでしょう。