編集部Iさんから、子育ての「マリーシア(ずる賢さ)」というお題をもらっていました。ちょっとずるいこともサッカーの一環ということで知られていると思います。世のパパたちも、こうした上手な処世術を持っているのではないか。

 聞いてみると、けっこう出てきました。

「保育園のイベント(保護者会など)を理由に休暇をとって、平日に好きなことをしてリフレッシュ。保護者会自体は1時間くらいで終わってしまうので、それ以外は普段ガマンしている趣味の時間に当てたり、なかなか行けない店でランチしたり」(Mさん)

「職場のデスクに子どもの写真を飾ったり、週末に子どもと遊んだエピソードを話すなど、常日頃から子どもの存在をアピールしておくと、休暇取得や遅刻・早退に対しても理解が得られやすい」(Mさん)

お迎え時間、例えば最初からぎりぎりの時間を言わない。18時に出ないといけなければ、最初はあえて、少し前の時間を申告しておく。それで遅刻ギリギリまで頑張っているという印象を持ってもらって18時に出る」(AKさん、金融機関、30代後半、子ども9歳と2歳、妻・契約社員)

育休を取得する際に、人事部の同期から自分の上司に一声かけてもらった。『AKが育休取りますが、なにかあったら言ってくださいね』という程度でしたが。あまり好意的でなかった上司でも、人事部が見ているというプレッシャーを感じてくれたと思う」(AKさん)