この言葉からは、「仕事はパパ、家事・育児はママの役目。だから、担当外だけど俺が手伝ってあげようか?」という意味合いが感じ取れるため、言われたくないのだそうです。もちろん、親切心からこのような言葉が出ることもあるので、一概に不適切な発言だとは思いません。ここで重要なのは、育児・家事に対する夫の意識です

 仕事も子育ても、共通するのは「チームプレイ」です。時間術を考えるうえで「人に頼ること」はとても重要な要素です。「働くパパ」として、仕事も育児も自己投資も全力投球でがんばろうとすると、かえってどれも中途半端になってしまい、逆にやる気を失ってしまうかもしれません。

 また、あなたの奥様が「働くママ」の場合、ママも同じような状態になりかねないのです。人にはそれぞれ得意・不得意分野があります。自分が苦手なことやできないことを得意な人に代わってもらうことで、自分の得意分野に時間を費やすことができます。それぞれの不得意分野を補いつつ、さまざまな状況を乗り切ってこそ、夫婦の、そして家族の絆が深まります。決して、子育てが孤育て(孤立した子育て)になってはいけないのです。

 だからこそ、「私たちは1人じゃない、困ったときには助け合えるんだ」と思って、がんばり過ぎない気持ちで過ごしてください。ちょっとメンタルなことを書きましたが、私にとっては、これも立派な「時間のルール」です。

 大人気漫画である『ONE PIECE』(尾田栄一郎著、集英社)で無敵の強さを誇る主人公ルフィですら、「おれは助けてもらわねェと生きていけねェ自信がある !!! 」と言っているくらいです。ですから、「人に頼る」ことは決して悪いことではありません。むしろ、働くパパ にとっては欠かせない考え方なのです。

もっとくわしく読みたい人は……

『仕事も家事も育児もうまくいく! 「働くパパ」の時間術』
栗田正行著/日本実業出版社

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