考えてみれば、サービス業では日曜日にも仕事がある方はいますし、月曜日が休日になっている方はアニメ『サザエさん』を観てワクワクするわけです。大切なのは、平日・休日にとらわれない考え方を持つことです。

 同様に考えると、「仕事」「家族」「自分」の時間にとらわれないこと、つまり「時間のボーダーレス化」(=時間にとらわれない考え方)をすることがストレスから解放されるための第一歩と言えるのではないでしょうか。こう考えると、仕事中に家族からいきなり連絡があっても「こっちは忙しいのに!」と思わなくなりますし、休日出勤で自分が使える時間が減ってしまっても、モチベーションは下がりません。

 また、「時間のボーダーレス化」ができるようになると、物事の優先順位を考えるときに、職場にいても、家庭にいても、自分の基準がブレないようになります。これらのことに気づいて以来、私はどんな場面でも「仕事」「家族」「自分」を大切にすることができるようになりました。

 そして、この「時間ボーダーレス化」には思わぬオマケがついてきます。それは、仕事をしているときにも「自分の成長につながることは?」と自問できたり、家族といっしょでも「これは仕事で使える!」という発見ができたりといった、気づきが得やすくなることです。

 つまり、思考までボーダーレス化できるようになるのです。

【ルール2】確実に物事をこなすために時間を「天引き」しよう!

いきなりですが、次のうち、あなたが「確実に貯金できる!」と思う方法を選んでください。

 (ア) 毎月、使わずに余ったお金を貯金する

 (イ) 毎月、給料天引きの積立貯金をする

 どうでしょうか。(ア)では毎月確実に貯金できるかどうかは怪しいですね。月によっても貯金できる額に違いが出てくるでしょうし、しっかりした方でなければ使い果たしてしまう場合もあります(私ならそうなる可能性大です)。

それに比べて、(イ)の給料天引き積立貯金の場合は、よほど無理な額を設定しない限り、天引きされたあとのお金でやりくりしようと考えるので、確実に毎月貯金できます。つまり、天引きすることによって、強制的かつ確実に貯金できるのです。じつは時間の管理についても、同様のことが言えます。

 時間の天引きとはずばり「あらかじめ作業に必要な時間を設ける」ということです。「時間が余ったら○○する」ではなく、「この時間で○○をする」と決めるのです。言い換えれば、その日の時間割を立てると考えてもいいでしょう。

小学生の頃を思い出してください。毎日6コマ(1コマ45 分または50 分)、いろいろな教科の勉強ができたのは、時間割があったからこそだとは思いませんか? 逆に、同じ24 時間なのに、休日、同じように勉強ができないのは、時間割がないからです(怖い先生がいないからかもしれませんが)。じつは、この時間割こそ天引き思考によるものなのです。