ワーママ達がリピート買いをする機能的ネックレス

子どもが引きちぎることを前提にした伸縮性ワイヤー

　また、小さな子どもを持つママにうれしいのが「ワイヤーに伸縮性があること」だ。ミリィ カレガリ自身、子どもがいるワーキングマザーだった。長男が3歳のときに「やんちゃな子どもに引っ張られることを前提に、ちぎれないネックレスが欲しい」との思いで、伸縮性のある特殊なワイヤーを採用した。

どんな肌タイプの人にも似合うパールとビーズのシンプルなネックレス

　「ストレッチが効くので、引っ張られても“遊び”がある。子どもが全体重を掛けたりしなければ、めったにちぎれることはありません」（阿部さん）。

ブラウンがかった色で落ち着いた印象に。粒が小さくてより軽やか

粒が小さいものはブレスレットとしても使える

　1児の母でクリエイターの遠山美沙子さんは、「息子がやんちゃな4歳のときに購入して以来、大ファン。息子が引っ張っても、ドアノブに引っ掛けてもちぎれませんでした。万が一切れたとしても、編みこんであるのでパーツがバラバラになる心配がなく、安心して使えます。つけていると、素敵！と必ず言われる。もう手放せません」。

　1本のアクセサリーで、ネックレス、ベルト、ブレスレットと何通りにも使える。「妊娠中は二連で使い、子どもができてからは三連にして短くしたり、ブレスレットにしたり、ステージごとに使い方を変えて楽しんでいる」「子どもが汚れた手で触っても水で軽く洗えるのでラク」というママの声も多いそうだ。

ビタミンカラーは元気に見せてくれる

　　7800円～2万6000円までと手に入れやすい価格帯。「買ってくださったお客様の中には、リピーターとなり、お一人で数十本と買いそろえてくださる方もいらっしゃいます」（阿部さん）。

　また、かぶるだけで良いので、4歳から90歳の高齢者まで愛用者の幅は広い。母の日の、義母や実母へのプレゼント需要も高いそうだ。先輩ママデザイナーがママ達の想いを理解して作ったネックレスは、ワーママの疲れた顔をぱぁっと明るくしてくれる。

（取材・文／日経DUAL編集部 長野洋子　写真／工藤朋子）