ジャージー素材のアイテムは例えジャケットであっても、フォーマルランクとしては「オフィスカジュアル」。メンズのジャージージャケットは「実際に取り入れている層は30代以降が多い」という。「先輩や上司の目が気になる新人や入社2~3年目の男性にはハードルが高いアイテムかもしれません。入社5年以上の中堅層からオフィスカジュアルとして取り入れているようです」(舟本さん)。

伸縮性があり、軽くてラク(ザ・スーツカンパニー新宿本店)
伸縮性があり、軽くてラク(ザ・スーツカンパニー新宿本店)

 「ザ・スーツカンパニー」を運営している青山商事は、2014年4月から、30代をメインターゲットに「NEXT BLUE(ネクストブルー)」を立ち上げた。「NEXT BLUE(ネクストブルー)」では、店内のアイテムすべてに「ウォッシャブル」「ストレッチ」「撥水・撥油」「形状記憶」などの機能を持たせた。ショッピングセンターなどの商業施設を中心に全国に展開しており、週末にはファミリーの買い物客でにぎわっている。

ジャージーアイテムはジャストサイズを選んで

 ジャージー素材のアイテムを選ぶときは、「ジャストサイズを選んで」とスタイリストのみなみさんはアドバイスする。

 「ジャージー素材の商品はもともと細身のものが多い。自分にちょうどいいサイズを選んでも伸縮性があるので着心地もラク、そのうえスタイル良く見せられるんです

 ワーママにおススメなのはやはり、オフホワイト。●参考記事「ワーママのジャケットはオフホワイトが正解」。落ち着いた印象を与えたいときには、グレーのジャケットも重宝する。また、襟やボタンの縫製がしっかりしているものはきちんと感を、袖が少し短くなっているものは抜け感を自然に作ることができ、オシャレに着こなしやすい。

ひじを曲げてもラインはきれい。腕周りがラク。袖部分のボタン使いやドレープがこなれ感を演出(左:白ジャケット 税抜 1万6000円、右グレージャケット 税抜 1万6000円(いずれもザ・スーツカンパニー)
ひじを曲げてもラインはきれい。腕周りがラク。袖部分のボタン使いやドレープがこなれ感を演出(左:白ジャケット 税抜 1万6000円、右グレージャケット 税抜 1万6000円(いずれもザ・スーツカンパニー)