子どもができてから独身時代に着ていた洋服が着られなくなった、というママやパパは少なくない。子どもが小さいときは特に、授乳や抱っこ、走ったり、追いかけたり…に対応できるよう、動きやすい服を選ぶようになる。とはいえ、デュアラーは一旦オフィスに行けば、バリバリ仕事をこなすビジネスパーソン。〝ゆるゆる”のファッションで出社するわけにはいかない。
そこで、日経DUALのファッション連載でもおなじみのパーソナルスタイリスト・みなみ佳菜さんに、子育て中のパパやママにお薦めのファッションアイテムについて聞いてみた。

共働きのパパ・ママの味方はジャージー素材

 「子育て中のパパ・ママに一着は持っていてほしいのがジャージー素材です!」とみなみさんは言う。 

 「ジャージー素材」というのは、柔らかい伸縮性があるのが特徴。毎日の保育園への送迎で自転車を乗り降りしたり、小さな子どもを抱き上げたりするときにもストレッチが効くので、突っ張ることもない。「着ていて本当にラク。一度買ったら手放せなくなりました」という愛用者は多い。

ジャージー素材のアイテムが並ぶレディースの売り場(ザ・スーツカンパニー新宿本店)
ジャージー素材のアイテムが並ぶレディースの売り場(ザ・スーツカンパニー新宿本店)

 首都圏を中心に店舗を構えるザ・スーツカンパニーでは、2007年からレディースでジャージー素材のジャケットを中心に展開。毎年売れ行きは好調だという。

  これから暑くなる季節、仕事で欠かせないジャケットで、薄手のジャージーアイテムが一着あると心強い。しかも、店頭に並ぶジャージーアイテムの多くはウォッシャブル。「最近では、『自宅で洗えるのはどれですか?』と来店されるお客様もたくさんいらっしゃいます。動きやすいうえに自分で洗えるという実用性を高く評価してくださっているようです」(ザ・スーツカンパニー プレス レディース担当 清水美加さん)。

 メンズでもジャケット、シャツ、パンツ…と本格的にアイテムを拡大し、人気は定着。「ジャージー素材の商品を購入された方の多くはリピートしてくれます。特にシャツはアイロンがけが要らず、シワも気にならない。時間もお金も節約できるとあって人気が高いです」(ザ・スーツカンパニー プレス メンズ担当 舟本潤さん)。

メンズのジャージー素材のシャツが並ぶ(ザ・スーツカンパニー新宿本店)
メンズのジャージー素材のシャツが並ぶ(ザ・スーツカンパニー新宿本店)

みなみさんおすすめの「誰でも合わせやすいジャージーシャツ」。価格はすべて税抜 4800円(ザ・スーツカンパニー)
みなみさんおすすめの「誰でも合わせやすいジャージーシャツ」。価格はすべて税抜 4800円(ザ・スーツカンパニー)