気を付けていただきたいのは、とにかく「フットカバーを見せるオシャレ」を目指さないということ。特に間違いやすいのが「レース」なんです。

 足の甲を覆うようなレースのあしらいがあると、つい「見せたらかわいいかも?」と思いますよね? でも、実際にやってみるとどこか垢抜けない印象になってしまいます。おまけに裾にレースがついたレギンスを合わせた日には……。

 全体的に、重く、下がった印象になるのがわかりますか? つまり、レースが印象的なためにその部分に視線が集まり、重心が下がったイメージ=下半身が太いイメージにつながってしまうんです。前回もお話ししましたが、レース使いのレギンスで丈が短いのも、足を太く見せてしまうので、避けましょう。

 「私はレースが好きだからこれでいいの!」という方は止めませんが、印象を作る上でのマイナス効果は理解した上で、スッキリ見せる工夫を他にプラスするといいと思います。

 

 では、このタイプのフットカバーはいったいどんな靴に合わせるのかというと、オペラシューズなど甲が隠れるデザインのものが正解です。あくまでも「見せない」んですね。

 ダメ出しついでにもう一つ。レギンスの姉妹的存在のアイテムに「トレンカ」がありますが、私はあまりおすすめしません。レギンスと近い形なのですが、甲を覆ってかかとが出るという形状に、特に年配の男性などは違和感を覚える方が多いようです。

 足元アイテムは本来、さりげなく全体の装いをまとめるくらいの効果をもたせるくらいの存在であってほしいのですが、トレンカはちょっと主張が強過ぎるようです。さらにレース仕様のフットカバーを合わせてしまったりすると……。

 

 やっぱり、おすすめしません(笑)。

何度も言ってしまいますが、フットカバーは「見せない」が原則です。今回もかなりのオタク的視点で、足元のオシャレについて熱く語ってしまいましたが、きっとすぐにお役立ていただけるはずです。次回は「レギンス」のコーデ術についてお話ししますね! 今日も素敵にお過ごしください♪

(ライター/宮本恵理子、写真/工藤朋子)