こんにちは! パーソナルスタイリストのみなみ佳菜です。ワーキングマザーをキラッと輝かせる簡単オシャレ術をお伝えしています。

 先週から日経DUALで始まった「ワーママ足元改善委員会」第一回「このレギンスの丈は足が太く見えてしまいます!」)。知っているようで知らない「足元ファッション」について、オフィスでも浮かない&素敵に足元がキマる黄金ルールをお伝えしています。

 さて、今日はそもそもの基本知識として、足元の「フォーマルランク」についてお話させていただきます。

 ひと昔前の働く女性の足元は、ザ・コンサバな「肌色ナチュラルストッキング(=ナチュスト)」と決まっていました。しかし、オフィスファッションのカジュアル化で働く女性の足元も多様化。ラフな雰囲気も許される業界では、「生脚」もアリに。そんな中で、「どこまでが許されるの?!」と戸惑いながらデパート1階の雑貨売り場を浮遊する女性たちが激増しています。

 特に、暑くなって足元も涼しく過ごしたくなるこの時期には、「レギンスはOK?」「レース仕様のフットカバーは見せていいの?」と疑問も増えますよね。さらに、今年ブレイクしているのが秋冬のグレージュタイツの流れで各メーカーが続々投入しているグレー系の「シアータイツ」。肌色ナチュストと同じように履いていいものか、悩ましいアイテムです。

ナチュスト、レギンス、ネットタイツ…それぞれフォーマルランクが異なる

 そんな疑問を整理するためにまず頭に入れていただくといいのが、足元フォーマルランクです。つまり、フォーマルな印象を与えるレベル別に足元アイテムを分けて考える整理法です。お忙しい皆さんのために、私がさくっと整理してみました。図解と一緒に見ていきましょう♪

 私が考えるフォーマルランクは5段階。まず、足元以外のファッションで5段階の違いについてご説明していきますね。

 一番上の「フォーマル」は、結婚式や正式なパーティーなどの装い。品のある、また、適度な華やかさを添える装いで、服で言えば、ドレスや光沢感のあるワンピースなどが当てはまります。

 二番目は「セミフォーマル」。セレモニーやビジネスパーティーなどに合う装いで、スーツやクラス感のあるジャケット、生地にハリのあるワンピースなどです。

 三番目は「ビジネス」で、比較的カタめの文化のオフィスで求められる装いですね。ジャケットやワンピースのスタイルです。

 「ビジネス」よりもカジュアル度を増した装いが、四番目の「オフィスカジュアル」です。ソフトジャケットやジャージ素材のワンピース、スカート、パンツなど、柔らかい印象のスタイルです。

 最後の五番目のランクは「カジュアル」。Tシャツ、ネルシャツ、デニムパンツ、チノパンツなど、かなり砕けた印象で、個性的な装いをよしとする業界でなければプライベートだけでに限った方がいいスタイルですね。

 なんとなく、イメージできましたか? では、このフォーマルランクに、ワーママが手に取る頻度が高い足元アイテムを当てはめてみましょう。