フォーマルの場で許容範囲が広いの肌色ナチュラルストッキング

 フォーマルランク3~5まで幅広くカバーするのは、やはり定番の肌色ナチュラルストッキングです。基本的にオフィススタイルでは「素足はNG」がマナーですから(よほど自由度の高い職種を除いて)、スカートスタイルには欠かせないアイテムですね。

ナチュストの白浮きは「老け脚」に。「ヌーディベージュ」を選ぶと○

 でも、よくありがちなのが「肌色より明るめの色を選んでしまって脚が白浮き」という失敗パターンです。下の写真でも、向かって左側の脚のほうが重たく“老け脚”の印象になっているのがわかりますね。これ、履いている本人が思っている以上に目立つので要注意です。

左が肌色より明るめ、右は肌色より少し濃いめの「ヌーディベージュ」
左が肌色より明るめ、右は肌色より少し濃いめの「ヌーディベージュ」

向かって左は白浮きして老けた印象。右は素肌に近い
向かって左は白浮きして老けた印象。右は素肌に近い

 ストッキングは試着ができないので色選びが難しいのですが、迷ったら「ヌーディベージュ」など「ヌーディ」とうたった品番を選ぶと、よりナチュラルな印象になりますよ。

 ちなみに、私のおすすめは…「ランバン」の「メナール」。これはフォーマルランク「4.セミフォーマル」から「5.フォーマル」までをカバーする名品です。

モデルがまとめ買いをするという「LANVIN」の「メナール」
モデルがまとめ買いをするという「LANVIN」の「メナール」

 編みがとっても細かくて自然な光沢感があり、まるで履いていないようで素足以上の美しさを演出してくれます。脚の陰影を出して細く見せてくれるので、タレントやモデルさんのまとめ買いも多いと聞いています。

 ナチュストはパーティーなどにも十分に対応しますが、より華やかな印象を演出したい時は、ワンポイントで上品なストーン装飾のついたタイプを選ぶといいでしょう。先ほどの表にあった「ドレスアップストッキング」がこれです。

 「アンテプリマ」から出ているシリーズは、デザイナーの荻野いづみさんが「自分が本当に履きたいものしかデザインしない」とこだわって作っていらっしゃるそうで、大人向けの上品なデザインです。

こだわりのワンポイントが決め手
こだわりのワンポイントが決め手