よその子に授乳したり、パパ友にご飯を出したり……

みんなで田植えに行った農家さんから、苗をいただいて、家で育てて幼稚園に寄付したりもしました
みんなで田植えに行った農家さんから、苗をいただいて、家で育てて幼稚園に寄付したりもしました

 私のママ友歴は長いです。まずは、長男の公園デビュー以来ずっと仲良しのご近所ママ達。公園で「こんにちは」って声を掛けたり、掛けられたり、がきっかけ。そこからつながって、5組の家族と今でも仲良くさせてもらっています。

 皆、2人目が生まれると、「見ててあげるから買い物行ってきなよー」とか、誰かの子どもが泣いていたら、「おっぱいあげておこうか?」なんて、にわか乳母になったり(笑)、本当ですよ。ママのうちの一人が入院した時は「うちのダンナよろしく!」とお願いされたりして、その家のダンナさんがママ友達の家でご飯を食べて帰っていたことも。ほんと、家族ぐるみのおつきあいなんです。

 その後、バラバラの小学校に進んだけれど、パパ達も巻き込んで一緒に田植えに行ったり、スキーに行ったり。芋掘り、大根掘り、とうもろこし狩りや、ツリーハウスを造り……。誰かが「ここ行こ!」って探してきた千葉の「ターザニア」では親子して本気で遊んでました。

 毎年どこかに出かけ、最終的にはハワイ旅行までして。休日の過ごし方とか、お金の価値観が似ていたこともよかったのかもしれません。「子どもたちにはいろんなことをやらせたいね」という思いで一致していたので、いろんなところに出かけました。とても忙しかったけれど、思い出がいっぱいできましたね。

小学校ではまた、新たなママ友と巡り会って…

 同じ小学校で仲良くなったママ友達とは、「受験を頑張る」という共通の目的から絆も生まれて、これまた仲良くなりました。夏休みも「どうせ子ども一人だと勉強しないから」と、子ども達がわが家に朝10時くらいに大集合。「50分測るよ!」って私がタイムキーパーになって、皆、それぞれの志望校の過去問題を解いたり……。終わったら15分ゲームをして、また次の科目を解く。17時くらいまでそんなふうに過ごしていました。

 私がプリプリ再結成で忙しくなると、学校から塾まで送ってもらったり、ツアーで地方に行くときはママ友の家に子どもを泊めてもらったり。専業主婦の方も、仕事をしている方もいましたが、皆で助け合っていました。

 今も、私が再始動でバタバタしている中で、ママ友には助けてもらってばかり。働くママにとって、ママ友は本当に大切な存在だと思うんです。本当は、「預かってもらったりするのも申し訳ないな」と思っていたのですが、「自分達もプリプリや岸谷さんの活動に協力している気持ちになれるから」って言ってもらえて、ありがたかった。私も、ママ達を応援する気持ちで、子ども達を預かったりして恩返ししています。