「ややこしいお客さんも『○○さんがやってくれるなら』と安心しているぞ。無理なときは無理って言ってね」という言葉には、責任のある仕事を任せてくれたことに感謝。また、そのややこしいお客さんのクレーム対応アポの朝、子どもが発熱して上司に相談すると、当然のように私の代わりに出向いてくれた。成果で返そうと心に決めた。
(36歳女性、人材サービス、営業・販売)

→クライアントという外からの評価を伝えることは、とてもやる気につながりますね。戦力として期待されていること、子どもの発熱など緊急時にはフォローする態勢をつくってくれていることが、「チームの仲間」としての信頼関係を強めている好例だと思います。

「戦力として期待している」と伝えられるとやる気もアップ
「戦力として期待している」と伝えられるとやる気もアップ

部下からも子育ての現状を見える化して伝える

妻が育休から復帰したばかりのときに、「最初がとても肝心。業務のことは任せてくれていいので、奥様のフォローを最大限頑張ってほしい」と、上司に言われた。また、上司自身の体験談付きでした。
(34歳男性、通信サービス、営業・販売)

→「最初がとても肝心」とは、本人によっぽど強烈な体験があったに違いありません(笑)。こういった「体験から学びを得た」上司の下に配属されたら幸運なのですが、問題はそうではない上司に当たったときです。部下側からもできるだけ子育ての現状を具体的に伝えて、夫婦が力を合わせることの重要性を訴える努力は必要ですね。

娘(2歳)が熱を出し早退したとき、「明日の会議は大事なので、何とかして出社します」とメールをしたら、「もちろん会議は大事だが、どちらが大事かといえば娘さんだよ」と返信が。携帯電話に深々とお辞儀をしました。
(42歳女性、マスコミ、企画・マーケティング)

→「Child First」のメッセージですね。もう一歩進めるとしたら、上司はこの会議のレポートを後でメールで送ってあげるといいですね。だって、「大事なので参加したい」と言っているくらいなので、部下はその結果が気になるはずですから。その上で、「こちらで進めておくので、娘さんが落ち着くまでは看護に集中して」と伝えてあげると満点ではないでしょうか。

 以上、いかがでしたでしょうか? 皆さんの職場のボスが言いそうな言葉はありましたか? 

 次回は、「ドン引き」&「感動」ワードから導き出せる「イクボス金言」の共通ポイントを解説し、アンケートから挙がった「私の職場のイクボスはこんな人」という証言をご紹介します。

 では、またこちらで会いましょう!

(ライター/宮本恵理子)