晴天の2014年5月24日、国立オリンピック記念青少年総合センターで「第3回春のキッズフェスタ」が開催されました。国立青少年教育振興機構が主催するイベントで、子どもに様々な体験をしてもらおうと2010年から実施しています。2012年からは春と秋に開催しており、メーンターゲットは小学生。会場には「火おこし」「ツリークライミング」「ポニー乗馬」「ブーメラン」といったアウトドア系から、ハイブリッドカー工作教室、手作り教室、食育ゲームまで、様々な体験コーナーが設けられました。イベントにはロンドン五輪の平泳ぎの銅メダリスト・立石諒選手や歌手のサンプラザ中野くんらも来場、約2500人が集まりました。

緑が生い茂る国立オリンピック記念青少年総合センターにさまざまな体験コーナーが。
緑が生い茂る国立オリンピック記念青少年総合センターにさまざまな体験コーナーが。

独立行政法人国立青少年教育振興機構 教育事業部 普及課の平田秀一課長
独立行政法人国立青少年教育振興機構 教育事業部 普及課の平田秀一課長

 「子ども時代に、リアルな体験活動をしっかりやった人のほうが、大人になったときの経済力や“人生の充実度”など、様々なことに良い影響が出ているのです」と語るのは国立青少年教育振興機構 教育事業部 普及課の平田秀一課長。しかし、そうした体験は全国的に減少傾向にあるため、「体験の風をおこそう」運動を展開。キッズフェスタもそうした取り組みの一つです。そのためキッズフェスタでは色々な種類の体験ができるようにしているとのこと。「自分に合った活動や体験を見つけるための手掛かりが集められた“体験の博覧会”みたいなものなのです」(平田さん)。