ヘビの体の一部が書かれたカードを順に出しながらつないでいきます。ただし、つなぐことができるのは同じ色のカードのみです。ヘビがどんどん伸びていき、最後のカードを置いた人の得点になります。
このゲーム、記憶力やテクニックは関係ないので、小さい子どもでも遊べますし、親に勝つことだってできます。色を見て、直感的にカードを並べていき、ヘビが長くなるほど、どんどん盛り上がっていくことでしょう。
一見、普通のすごろくに見えますが、実は戦略が必要です。一度にふるサイコロは、2個あります。1つにはマスを進められる数字、もう1つには、道具のマークが書かれています。
ただマスを進むだけではゴールできません。ニンジンやバケツ、蹄鉄など、必要な道具をすべてそろえて、パズルを埋めておく必要があります。2つのサイコロをふったとき、マスを進むべきか、道具を選ぶべきかを考えて、戦略的に進める必要があるのです。
カードを立体的に積み上げて、タワーを作るカードゲームです。相手が出したカードに書かれたマークのとおりに、折り曲げカードを置いて、カードのタワーを崩さないように、どんどん高くしていきます。
そしてカードには、「2枚だし」「一回休み」などのマークも書かれていて、その指示に従わなければなりません。ちょっと難しいので、年長さんくらいからが対象です。
盛り上がるのは、「リノが登る」のカードが出た瞬間です。リノの人形をいちばん上のカードに置きます。タワーが高くなるほど不安定になり、ドキドキ感が増します。
取材当日、かねてから興味のあったボードゲームを実際にいくつか買ってみました。今回の記事で紹介したなかでは「イチゴリラ」を選びました。
家で遊ぶと、小学2年生と4年生の子どもたちは、枚数の少ないカードから順にそろえて、どんどんカードをためていきます。私は大物狙いで5枚組のカードを覚えようとするのですが、なかなかうまくいきません。まさに、「ゴリラ、ゴリラ、……ごくう」の状況が何度も起こってしまいます。次は「少ないカードからそろえようか」など大人でもかなり頭を使うことになるのが、これまでにないカードゲームの楽しみ方でした。
後編記事の「小学生のいる家庭でハマれる6つのボードゲーム」では、小学生向けのおすすめボードゲームとその楽しみ方を紹介しています。こちらもご一読ください。
(文/池田利夫、撮影/近森千展)