少し気になったのが、撮影者を写すレンズである「ストーリーカメラ」が暗所に弱いということだ。

 メインのカメラは暗い場所でフラッシュを焚かなくても綺麗に撮れるが、ストーリーカメラは同じようには写らない。水族館という照明が抑えられた環境では「明るい水槽」にワイプの「黒い四角形」が重なっている写真が目立つ結果になってしまった。

同じ水槽を一歩~二歩ほど離れて撮影。後方の照明も影響したのか、ワイプ画面の写りが暗くなってしまった
同じ水槽を一歩~二歩ほど離れて撮影。後方の照明も影響したのか、ワイプ画面の写りが暗くなってしまった

 ストーリーカメラ側には補助光となるフラッシュも無いので、ケーキのロウソクを吹き消すところや花火の写真など、周辺が暗い場面では暗く写ってしまうことがある。このような場合はワイプ画面を諦めて、普通の写真を撮影するオートモードに切り替えたほうが良い写真が残せそうだ。

 もう一つ気になったのは、ストーリーカメラの画角。N100を顔からおよそ15cm以内に近付けると、小画面から撮影者の顔がはみ出してしまうのだ。

撮影時に顔を近づけすぎると、ワイプの中で“どアップ”になってしまう
撮影時に顔を近づけすぎると、ワイプの中で“どアップ”になってしまう

 上の写真のように、撮影に熱中したあまりに目鼻の部分だけがアップになっている写真が幾つもできてしまった。