こんな写真が撮れるのだ。

被写体と一緒に撮影者の顔もストーリーカメラで記録され、ワイプ画面に映し出される
被写体と一緒に撮影者の顔もストーリーカメラで記録され、ワイプ画面に映し出される

 カメラを縦にして撮っても、正しい向きでワイプ画面が挿入される。

センサーを内蔵しているので、縦位置で撮った写真でも問題ない
センサーを内蔵しているので、縦位置で撮った写真でも問題ない

スライドスイッチでモードを素早く切り替え

 N100には三つの撮影モードがある。ワイプが付かない通常の写真を撮影する「オートモード」、ストーリーカメラを使って撮影者をワイプにおさめる「デュアルキャプチャーモード」、シャッターを切る四秒前からの動画を記録する「プラスムービーオート」だ。モードは本体裏側の右上にあるスライドスイッチで切り替える。

グリップのすぐ上にモード切替スイッチがある
グリップのすぐ上にモード切替スイッチがある

 このカメラはワイプ付きの写真を撮ることができるが、撮ってしまったワイプ付きの写真からワイプ部分だけを削除することはできない。友達や知り合いに渡す可能性がある写真を撮るのであれば、オートモードで撮影することになる。

 プラスムービーオートも面白い機能だ。たとえば「はい、チーズ!」と声をかけながら撮影すると、シャッターを切る直前の、みんなが掛け声に合わせて笑顔を作る様子がムービーで残せる。記念写真のメイキング映像が見られるというイメージか。

 しかし、やはりこのカメラを選ぶのは、ワイプ付きの写真を撮りたいからこそだろう。