当日はあいにくの雨にもかかわらず、朝から参加している親子が大変多かった。小学校高学年の男の子と両親という組み合わせが一番多いようだった。建物に入るとすぐ、パンフレットがズラッと並んでおり、気になる学校のパンフレットを取るために、長い列ができている。

学校のパンフレットが並んだコーナーには長い列ができていました
学校のパンフレットが並んだコーナーには長い列ができていました

 保護者の大半は、お目当ての学校のミニ説明会や個別相談が目的のようで、当日配布された資料の中に入っていたガイドを見ながら、目的の学校を探す姿が目立った。ミニ説明会は時間が決められており、回数も少ないので、うまく時間を割り振っていかなければ、複数の学校は回りきれなくなる。

時代は変化していた! ミニ説明会

 特に見たい学校があるわけではなかったが、たまたま通りがかって呼び込みをされた「東京都市大学付属中学校」のミニ説明会に参加してみることにした。東京都市大学と言われても「それどこ?」状態だったが、旧武蔵工業大学が名前を変えたということを初めて知った。私達の時代は、正直言ってあまりパッとしたイメージはなかったように記憶しているのだが(ゴメンナサイ)、中学校はここ数年、大変な人気だという。理系の学校として有名で、ぐんぐん進学実績を伸ばしているとのことだ。

 非常に軽快な調子で呼び込んでいた先生は、なんと校長先生だった。昔の校長といえば寡黙で口ベタという印象だったが、ここの校長先生は進学塾のカリスマ講師のようで、非常に分かりやすい。学校の特徴をユニークな語り口で、的確に解説していく。

 校長先生によると、もともと理系の学校だが、伸び伸びとした校風が特徴だそうだ。放課後や長期休暇もしっかり講習などを行うため「塾に通う必要はありません」とキッパリ語る姿に、引き込まれる親御さんも多かったようだ。また個性を大事にしており、部活動なども盛んだという。

 他のミニ説明会ものぞいてみたが、どこもほぼ満員で、子どもと一緒に熱心に耳を傾けるお母さんの姿が目立った。

最近は校長先生自らが学校の説明を行うんですね!
最近は校長先生自らが学校の説明を行うんですね!