スティック型はDUAL世帯のメイン掃除機になるか

──最近は一般的なキャニスター型ではない、スティック型なのにメインで使えると宣伝するモデルが増えてきました。

 スティック型はもともとエレクトロラックスの「エルゴラピード」というモデルが人気でした。スティック型で一部を取り外すとハンディタイプになるモデルです。ただ、これはメインというより、サブ、または1人暮らしがターゲットでした。

 そこにダイソンが「DC62」という、キャニスター型に劣らない吸引力を持ったスティック型を投入しました。以降、エレクトロラックスや日立も吸引力の強いスティック型を出しています。

  スティック型のメリットは取り回しがいいので、手軽に掃除ができる点です。ダイソンやエレクトロラックスはデザインもかっこいいので、外に出したままでも抵抗がないという人も多いようです。

デザインに優れたスティック型なら外に出したままでも抵抗がないという声も
デザインに優れたスティック型なら外に出したままでも抵抗がないという声も

 弱点はどれも充電式のため、続けて使用できる時間が限られる点。DUAL世帯は家族が3人以上いるわけで、部屋の数もそれなりにあります。休日にまとめて掃除をしようとしたとき、電池が持たない場合も出てきます。

 だから、メインではなく、毎日ちょっとだけ使うデイリーの掃除機として選ぶならいいと思います。ただサブとして買うにはまだ値段が高い。

 とはいえ、私はDUAL世帯は掃除に投資した方がいいと思います。