ちょっと待ってください! 誤解していませんか?
団体信用生命保険の三大疾病特約や七大疾病特約というのは、「一定の病気と診断されたらローンを支払わなくてもいい」というものではありません。住宅ローンが免除されるためのハードルは実は高いし、名称は同じでも各金融機関によって条件も異なるのです。
団体信用生命保険ってなに?
団体信用生命保険は、略して「団信(だんしん)」とも呼ばれ、ローンを借りた人がローンを残したまま亡くなった場合や高度障害状態になった場合に、保険金で残りのローンを返す保険です。そのため、残された家族がローンを返す必要はなくなり、ローンを払わなくてもその家に住み続けることができます。
住宅ローンを借りるときには、とっても安心な保険ですが、通常の生命保険とは異なり、一度やめた団体信用生命保険は2度と加入ができなかったり、最初に入らなければ後から加入することはできなかったり、一度手厚い団体信用生命保険に加入すると、通常の団体信用生命保険には変更できなかったりするので、ローンを組む際にしっかりと検討しておく必要があります。