前回「産育休中は住宅ローンを借りられないことがある」に続き、共働き夫婦のための住宅ローンの借り方を考えてみましょう。
いえいえ、「借りられたら何でもいい」ではありません。
住宅ローンは最大35年も続く高額かつ長期の借金です。固定金利、変動金利は気にする人が多いのですが、共働き世帯の住宅ローンはそれに加えて、共働きならではのローンの組み方を考えましょう。
共働きのローンの組み方、大きく3つ
夫婦で家を買う場合、次の3つの方法があります。
【1.夫婦のどちらか1人が住宅ローンを借りる】
1つ目の「夫婦のどちらか一人が住宅ローンを借りる」は、たとえば夫だけが住宅ローンを借りて、妻はローンを借りないというパターンです。
一人だけがローンを借りるので、住宅ローンの金額も1人分の収入に応じた金額となり、ペアローンや収入合算よりも借入額の上限は少なくなります。ただし、1人分の収入で返せる額だけを借りるので、共働きが続けば家計に余裕ができます。
なお、ローンを借りる場合は通常は団体信用生命保険に加入します。夫がローンを借りて、団体信用生命保険に加入していて死亡した場合は、妻はローンの支払い義務を負うことはありません(団体信用生命保険については次回詳しくお伝えします)。
その後は、妻が住み続けたり、賃貸に出して家賃収入を得たり、売却したりすることもできます。
次ページから読める内容
- 夫婦で家を買ったら、持ち分はどうなる?
- ローンの借り方に正解はない。まずは夫婦で話し合って
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