前回の記事「尾木ママ 大事なのは早期教育より、原体験よ!」で尾木直樹さんが挙げた、8歳までに子どもになるべく積ませたい8つの「原体験」の多くは、自然との触れ合いだ。では、子どもとアウトドア体験をすれば、原体験の蓄積につながるのだろうか?

身近な原体験は「家族キャンプ」から


東京都港区で開催されたコールマンジャパンの「家族キャンプ」セミナーの後、インタビューに答える尾木直樹さん

 ボクが子どもにとっての原体験のチャンスとして薦めているのが、家族での野外キャンプなんです。

 キャンプで大事なのは、逃げようのない場所で全員で協同作業をすること。テントを張らなければ寝る場所がない。ごはんだってすぐにはできない。雨が降ってくるかもしれない。大事な道具を忘れて、何か別の方法を考えなければならないかもしれない。「ああしよう」「こうしよう」というアイデアだって、正解がないから「今回はパパの考えでいこう」というふうに、みんなで決めるでしょう?

 そして周りは大自然。夜には真っ暗な闇になるし、雨降りなら雨音も楽しめる。虫や動物と意外な出会いがあるかもしれない。

 ボクには2人の娘がいますけど、娘達がまだ小さい頃から、よくキャンプに連れて行きました。共働きの奥さんと休みを調整して、ワゴン車で出かけるんです。

 キャンプでは、力仕事などで男性の出番も多いから、普段は見せられないパパの力も発揮できるってわけ。「パパすご~い」って子どもに言われれば、パパも嬉しいじゃない! 自然を通してたくさんの原体験をしながら一緒に働くことで、家族の結束が深まるというおまけも付いてくるのよ。

 そもそもママもパパも、キャンプって楽しいでしょう? 子どもはいつも親の顔が気になるものだから、親が楽しんでいる姿を見せることもすごく大事よ。楽しいときのことは記憶によく残るの。そのとき学んだ知識も含めてね。

次ページから読める内容

  • 家庭菜園、バーベキュー、停電体験!
  • 成績に結びつくヒントを、親が与えることが大事よ
  • 「アウトドアに出かけたい」という気持ちは正しい

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