身近な原体験は「家族キャンプ」から
東京都港区で開催されたコールマンジャパンの「家族キャンプ」セミナーの後、インタビューに答える尾木直樹さん
ボクが子どもにとっての原体験のチャンスとして薦めているのが、家族での野外キャンプなんです。
キャンプで大事なのは、逃げようのない場所で全員で協同作業をすること。テントを張らなければ寝る場所がない。ごはんだってすぐにはできない。雨が降ってくるかもしれない。大事な道具を忘れて、何か別の方法を考えなければならないかもしれない。「ああしよう」「こうしよう」というアイデアだって、正解がないから「今回はパパの考えでいこう」というふうに、みんなで決めるでしょう?
そして周りは大自然。夜には真っ暗な闇になるし、雨降りなら雨音も楽しめる。虫や動物と意外な出会いがあるかもしれない。
ボクには2人の娘がいますけど、娘達がまだ小さい頃から、よくキャンプに連れて行きました。共働きの奥さんと休みを調整して、ワゴン車で出かけるんです。
キャンプでは、力仕事などで男性の出番も多いから、普段は見せられないパパの力も発揮できるってわけ。「パパすご~い」って子どもに言われれば、パパも嬉しいじゃない! 自然を通してたくさんの原体験をしながら一緒に働くことで、家族の結束が深まるというおまけも付いてくるのよ。
そもそもママもパパも、キャンプって楽しいでしょう? 子どもはいつも親の顔が気になるものだから、親が楽しんでいる姿を見せることもすごく大事よ。楽しいときのことは記憶によく残るの。そのとき学んだ知識も含めてね。
次ページから読める内容
- 家庭菜園、バーベキュー、停電体験!
- 成績に結びつくヒントを、親が与えることが大事よ
- 「アウトドアに出かけたい」という気持ちは正しい
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