こんにちは。日本企業社会に「イクボス」旋風を巻き起こすべく、日々奔走している安藤哲也です。

 5月25日(日)に開催した「WOMAN EXPO TOKYO 2014 日経DUALセミナー」も盛り上がりました! みんなが笑って働ける社会を目指してますます燃えていきますので、よろしく!

 さて、今回はセミナーでも大好評だった“語録”斬りをいたします。ズバリ、「育休前後にボスに言われて感激した言葉&ドン引きした言葉」発表大会です。日経DUALが独自に実施したアンケート(※)で集まった珠玉の言葉集です。

 何気ない言葉に、魂は宿りますからね。イクボスを目指すのであれば、日ごろ部下にかける言葉には十分な配慮をしたいものです。特に、産休・育休を取得する(または妻が産休・育休に入る)前後のスタッフにかける言葉はとても重みを増すものと心得るべし。 

 言ったほうは軽い気持ちだったとしても、言われたほうは非常に敏感に受け取るものなんです。実際に、証言を見ていきながら、ビシバシ突っ込んでいきましょう。

(※2014年4月16~30日にインターネット上で実施。回答数121人。うち女性は74.4%。平均年齢38.5歳)

 

 ではまず、「悪い例」からいってみましょう!

<育休前後にボスに言われてドン引きした言葉>

妻の妊娠中ですが、2人目の子どもができたと連絡した際、「もっと働かなくちゃね」と言われた。労働時間は増やせません、と心の中で思いました。
(33歳男性、システムウェア、情報処理)

 →これは典型的な「OSが古い上司」のパターンです。

 「父親になるなら、もっと稼がないといけないよな。残業しなきゃな!」というロジック。このボスが「もっと働かなくちゃね」ではなく、「もっと効率よく働かなくちゃね」と言っていたら、ずいぶん印象は違っていたでしょう。

部下とのアセスメント、取れていないとこうなる

「出張は無理だよね」。決めつけないでほしい。
(34歳女性、製造、研究・開発)

 →そうですね。決め付けないでいただきたいですよね。

 これは、完全にコミュニケーション不足です。

 妊娠・出産したからといって、そのスタッフが仕事のペースをダウンしたいとは限らない。本人のキャリアプランや、育児にパートナーが関われる程度や祖父母の協力体制によって、仕事に打ち込むレベルは個々で変わってくるはずです。

 イクボスの模範的行動としては、できれば産休に入る前に、家庭の育児の体制や今後のキャリアプランの希望についてしっかりとヒアリングし、アセスメントを取っておくことが重要でしょう。

 それができなかったとしても、出張の可否を確認する場合にはもっと適切な言い方を心がけたいですね。打診はできるだけ早めに、「あなたに行ってほしい出張があるけれど、行ける可能性はありますか?」と聞くと、本人も自分の意思を伝えることができ、予定を調整することもできると思います。

その言葉、気を付けたほうがよさそうです
その言葉、気を付けたほうがよさそうです

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  • 部下達にできるのは、育児中の日常の“可視化”

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