もうすぐ、長~い夏休み。春休み前に好評だった記事「春休み 引率業者の活用で“子どもだけのお出かけ”を」の第2弾として、旅に詳しいライター・大友康子さんに、夏休みに向けた「子どもだけの海外体験」プランを紹介してもらいました。

 小中学校のお子さんをお持ちのご家庭にとっては、春休みと比べて4倍も長い夏休みをどう過ごすか?は大きなテーマ。将来の力につながる、掛け替えのない経験をさせてあげたい、という気持ちはあっても、親の自分達はあまり長くは休めない――。であれば、思い切って、子どもだけで海外に送り込む方法を考えてみてはいかがでしょうか?

日本人グループで行動する海外自然体験教室

 NPO法人 自然体験活動支援センターは長期休暇を中心に、小中学生を対象にした自然体験教室を開催する団体です。夏休み中、2泊3日から1週間程度の様々な自然体験教室を国内外で開催しています。海外のもので言うと、7月23~28日「モンゴル大草原 少年・少女騎馬隊」(小学3年~中学3年、23万8000円~)、7月27日~8月1日「オーストラリア 動物と触れ合いの体験教室」(小学3年~中学3年、28万8000円~)、8月20~26日「カナダ・バンクーバーホームステイ体験教室」(小学4年~中学3年、29万8000円~)といった体験教室があります(費用は年齢や居住地によって異なります)。

 ホームステイ体験教室では、かなり英語を用いる場面もありそうですが、前者2つは基本的に日本人グループで行動をともにするため、語学の心配をする必要はほとんどありません。それでいて、オーストラリアの特徴的な有袋類動物と触れ合ったり、モンゴルでパオでの暮らしや遊牧民の生活をかいま見たりといった貴重な体験ができます。「英語のできないわが子をいきなり外国に送り込むのはちょっと」とちゅうちょしてしまいがちな方も、この海外自然体験教室なら、安心できるのではないでしょうか?

 国内・海外教室ともに6月9日が受付開始日。いずれの教室も即日定員になってしまうほどの人気だそうです。