出産の数時間前まで仕事をしていた

―― メリットもある一方で、産休や育休中の働き方は難しいところもありますよね。決まりがないだけに……。今回の産休・育休中はどうしていましたか?

青木 去年の長女の妊娠出産時には、明確な産休・育休は取りませんでした。しかも、破水してしまい、予定日よりも2週間ほど早く産まれる事になったので大変でした。仕事はギリギリまで入れていたので、破水して入院した後もスタッフが病室に来て、私も写真を見ながら買い付けのオーダーをまとめていました。出産したらさすがに仕事はできないので、産む前になんとかしなくちゃ……と。結局、出産当日の午後まで仕事をしていて、陣痛が強くなったのが夕方4時くらい。そして、夜9時前後に産みました。

―― 本当にギリギリまで仕事でしたね…。

青木 ギリギリですね。出産の6時間前まで仕事をしていたので。出産翌日にもブログを書いたりメールを返したりはしていました。

 出産後、初めて会社に来たのは2週間ほど経ってから。どうしても私が契約をしないといけない案件があったので出社して、そのあとは自宅でメールチェックをしたりブログを書いたりしました。

 3週間はできるだけ寝たきりで過ごす生活を心掛けて、1カ月後から次男の送り迎えを開始。その後は、長男と次男を送った後、授乳などの合間に自宅で仕事をしていました。

子ども3人のそれぞれの個性を伸ばせるような教育を心がけたい

―― 習い事の送り迎えなども行っているのですか? 行く時間なんてなさそうなのに……。

青木 長男はもう小学4年生なので1人で行っていますが、次男はちょうど一緒にいてあげないといけない時期に入ったということもあって、習い事の送り迎えはもちろん、サッカーチームの練習では、できるだけ見学するようにしています。

 夫は仕事が忙しいので、平日は難しいのですが、日曜日に長男と次男をサッカーに連れて行くという大切な役割を担っています。また、毎晩、短くても子ども達の運動を見る時間を取ってくれます。本当によく子育てに参加してくれていると思います。

―― 息子さん達は保育園ではなくて、インターナショナルスクールと幼稚園に通っていますよね?

青木 長男は、最初は保育園でしたが、途中でインターナショナルスクールに移りました。次男は、長男と一緒にインターに通っていたのですが、すごく良い幼稚園があったので、そちらに移りました。インターもとても気に入っていたのですが、日本の四季折々を感じられる素晴らしい幼稚園と出合って、最初に日本の良いところを学ぶのも良いのでは、と思いました。育児や教育に関しては、私も手探りで、試行錯誤の連続です。