柴田陽子さんは、柴田陽子事務所の代表として、麻布十番レインボー・ロール・スシ、丸の内ブリーズ・オブ・トウキョウなどのレストラン開発を機に活動を開始したコンセプトクリエーター。プライベートでは、2人の男の子のママでもあります。今回は、子どもの夏休みを充実させる柴田さん流プランニング術を紹介します。

 皆さん、なんだか暑い夏の始まりですが、いかがお過ごしですか? 私は日々あわただしく、毎日“もうだめかも”なんて思いながらも何とかやっています。

毎日、子どもに本を4冊読んであげるのが日課

最近はまっている絵本。親子で笑い転げています
最近はまっている絵本。親子で笑い転げています

 今日はまず1冊、最近気に入っている本を紹介させてください。その名も『パンダ銭湯』。感動するとか、本を通じて何かを得る、学ぶとかいうものではなく、単純に「面白い!」と思えた1冊です。かなり笑えます。

 わが家では毎晩私が子ども1人に対し2冊の本を読んであげることを日課にしているのですが、下の2歳の子が気に入っていて、「ぱんだしぇんとう、ぱんだしぇんとう」とリクエストしてきます。

 絵本の読み聞かせって、やっぱりとってもいいですよね。近頃、上の4歳の子が選ぶ本は長くなってきているので、息子2人分の合計4冊、感情移入たっぷり(ときどき「ママ怖い」と言われます)に読むと、だいたい30分位かかってしまいますが、毎日続けていきたいと思っています。

子どもの夏休み企画も、仕事みたいに楽しく、綿密に!

 この1カ月くらいずっと「そろそろ長男(幼稚園の年中クラス)の夏休み計画を立てなくては!」という思いが、頭のどこかにありました。

 こんなとき、私はまず、長男専用として白紙のカレンダーをパソコンでプリントアウトし、土曜日と日曜日を埋めることから始めます!

 直近の土日は一緒にいてあげられるから、心配いりません。その次は、既に取り付けている予定を書き込みます。1つ目は、義理の母とその娘(夫の妹)、彼女の子ども2人が、毎年うちの子2人連れて、軽井沢のわが家で過ごしてくれるという恒例企画。これを8月のお盆の前の1週間に書き込みます。

 心優しいばぁばが、私と自分の娘家族を連れて「あなたの家で1週間、夏の合宿をしてあげるわ。あなたの家なら子ども達も慣れているし、安心でしょ」ということで去年から始めてくれたものです。正直、とっても助かります。

 義理の妹の実香ちゃんは、それはそれはまめな人で、私が息子達を心配していると思って、毎日何回も、何枚もの写真を送って報告をしてくれます。公園に行ったり、バスで遠出をして体験に行ってくれたり、ケーキを焼いたり……。わが子2人は、愛情溢れるばぁばといとこと一緒にとびきりの夏を過ごすのです。