スマホ注文が最も便利なネットスーパーは西友

【A】　イトーヨーカドー、イオン、西友を比べると、画像の見やすさ、検索のしやすさで、スマホで最も使いやすいのは西友ではないでしょうか。

　パソコンの画面構成とスマホの画面が似ており表示がわかりやすいので、注文時に戸惑うことが少ないと感じます。前述の「買い物メモ検索」は優秀ですし、生鮮食品でも満足できなければ全額返金するというユニークなサービスもあります。一度試してみる価値はあるでしょう。

　なおスマホでは、こちらも前述したお気に入り機能からの買い物が便利です。スマホからの注文をメインにするなら、パソコンでお買い物メモのフォルダ分けを事前に工夫しておき、よく買う物を整理、登録しておくと良いでしょう。

左が西友のスマホ画面。写真が見やすく、目的の商品を探しやすい。右がイトーヨーカドー。商品がシンプルに並んでいる

【A】　イトーヨーカドーと西友は、不在時に指定した場所に置いてくれる留め置きサービスを行っていません。イオンや楽天マートは留め置きを行っていますが有料です（イオンは注文1回につき100円、楽天マートは月額108円〜）。一方、首都圏ユーザー限定ですが、「サミットネットスーパー」は留め置きサービスが無料で利用できます。

　サミットネットスーパーは東京都と川崎市、横浜市の一部が配送エリア。翌日配送が基本のセンター型（「センター型」の詳細は前回記事参照）なので、近くにリアル店舗がなくても利用できます。朝10時までに注文すると、当日16時以降の配達も選べるのが特徴。指定できる時間帯の間隔は「8時〜12時」「16時〜20時」など長めです。

　配送料は、配送時間帯と利用金額によって300円〜500円。送料無料になる金額は3000円〜5000円（税込み）。20時〜22時のナイト便は別途手数料300円が必要になります。品ぞろえはリアル店舗とは異なりますが、生鮮食料品から日用品、お酒、衣料品、ペット用品と幅広くそろっています。

　共働き家庭に便利なのは、下ごしらえした食材や調味料をセットにした「おうちグルメ」セット。忙しい日に献立を考えなくてもいいのがうれしいです。またユニークなのは、月300円の「ソク割プラン」に加入すると、すべての商品がいつでも5％引きになるサービスです。たとえば、週に1回5000円分の買い物を月に4回すると、割引額は1000円。ソク割プランの会費を引くと月に700円安くなる計算です。

サミットネットスーパー

【A】　ネットスーパーは配送料がかかるため、できるだけ1カ所でまとめ買いして送料無料にするのが得する鉄則。ただ、入会金や月会費などは不要なので、数社のサイトに会員登録しておいて、買いたいものや商品価格を見比べて、使い分けるのも手です。なお価格は、プライベートブランド（PB）商品が多い店舗型の大手ネットスーパーのほうが安い傾向にあります。一方のセンター型は、ナショナルブランド商品の品そろえが豊富です。

　また近所にスーパーがなくて店舗型のネットスーパーの選択肢が少ないなら、西友やサミット、楽天マートなどのセンター型店舗も試してみてはいかがでしょうか。

　セールやキャンペーンも活用したいもの。例えば、先述のサミットネットスーパーは月曜日にハムやソーセージの1割引きを実施しており、この日に合わせて他の食材もまとめて買う使い方ができます。

　悪天候の日には、店舗型は早めに注文がいっぱいになることがありますが、センター型は注文の制限がないことが多いようです。そこで、天気が悪くて混雑する日はセンター型に注文するのがいいでしょう。

（次回の「自然派食品宅配　基本編」記事に続く）

（ライター　根本佳子）