しかしスーパーは、例えば調味料のように、同じものを繰り返して買う頻度が多いのが特徴です。そこで「お気に入り機能」を活用するのが便利。よく買うものを登録しておくと、商品をすぐカートへ入れられます。もちろんパソコンでもスマホでも、共通のお気に入りを利用できます。
イトーヨーカドーでは「お気に入り」、イオンでは「お買い物メモ」、西友は「MyBest」と各社呼び方は異なりますが、どれも同じ機能です。
イトーヨーカドーとイオンはお気に入り機能で、複数のフォルダを設定できます。買い置きするものや調味料などよく買う物をジャンルごとに分けて登録しておくと、注文の時短になります。
【A】 買い物の時短に役立つのは西友の「買い物メモ検索」。キーワードを5種類まで登録すれば、商品を一括して探せます。
これは、献立を考えてから必要な食材を検索したいときに便利です。例えば青椒肉絲を作るとき、牛肉やピーマン、オイスターソースなど必要な食材をまとめて登録、検索すれば、それらを簡単に買い物カゴへ入れられるのです。
もちろんスマホからも利用可能。さらにパソコンには検索結果が保存されるので、同じ条件で何度も検索できます。
西友の買い物メモ検索は献立から食材を買うのに便利ですが、イトーヨーカドーの「レシピ機能」は、そもそもの献立に悩んだときのお助け機能です。
食材ページにある「レシピ」をクリックすると、その食材を使った料理を探せます。レシピページでは使用する食材をまとめて買い物カゴに入れる機能が付いていますから、買い物もしやすいですね。献立に悩んだ時の参考にもなります。
残念なのは、スマホサイトからはレシピ機能が使えないこと。今後の機能拡張に期待したいところです。
【A】 通常商品の場合、リアル店舗とネットスーパーは同じ価格になっています。
気になるのは、新聞折り込みのチラシの商品との価格差ではないでしょうか。比較してみたところ、チラシに掲載されている商品も、リアル店舗とネットスーパーとでほぼ同じ価格で販売されていました。
なかでもイトーヨーカドーは、数量限定の特売品もネットスーパーで注文できるのが好評です。折り込みチラシの入る前日の19時からネットではチラシを見られるので、特売品を狙う人で早々に売り切れてしまう商品もあります。
一方、西友は数量限定のお買い得品や、在庫限りの訳あり品も販売していて、掘り出し物を見つける楽しみがあります。
では、イトーヨーカドー、イオン、西友で価格に違いはあるのでしょうか。さまざまなジャンルの代表的な商品の価格を比べてみると、日本ハムのウィンナー「シャウエッセン」のように西友が飛び抜けて安いものや、ハーゲンダッツミニカップのようにイトーヨーカドーが高いものもありますが、全体的には、価格差はあまりありませんでした。