西友の「SEIYUドットコム」は、配送方法に「ネットスーパー便」と「配送センター便」の2種類があり、扱っている商品が一部異なります。
ネットスーパー便は、以前からある店舗型のサービスで、最寄りのスーパーから商品が届きます。配送センター便は、生鮮食品以外を扱うセンター型サービスです。店舗では扱っていないような大容量の商品のほか、医薬品なども販売しています。また、近くに店舗がないエリアにも配送しています。ネットスーパー便と配送センター便の両方を同時に注文することが可能ですが、届くのは別の日になります。
イトーヨーカドー「アイワイネット」は、食品や飲料、日用品のほか、衣料品やベビー用品、ペット用品、医薬品と幅広い商品を扱っているのが特徴です。リアル店舗と同じように何でも購入できると思っていていいでしょう。
後発のイオン「イオンネットスーパー」は新機軸のサービスを行っています。例えば、ネットスーパーの商品を配達した時に、牛乳パックや食品トレイなどイオンで販売した商品でリサイクル可能な資源の回収も行っています。また握りたて(最短で3時間)のお寿司を1貫から注文できるサービス「出前のお寿司」もあります。(注:配送エリアが広い一部の店舗では対応していないこともある)
【A】 店舗型ならば、注文してから最短3時間後に配達してもらうことが可能です。センター型では注文の翌日に届きます。
【A】 ネットスーパーは、生鮮食料品を扱っていることもあり、自社の専用便を使って手渡しで配送しています。このため、注文時に必ず日時指定をすることになります。配送時間は、スーパーによって異なります。
配送時間帯はイトーヨーカドーと西友が10時〜22時、イオンが12時〜22時です。
上記の3社の場合、指定できる配送時間は2時間単位です。例えば午前中の配送なら、朝10時〜12時の間に届くようになっています。
人気のある時間帯は、午前中と12時前後、そして帰宅時間になる18時〜20時です。この時間帯の配送を希望するなら、早めに注文することをお薦めします。というのも、自社の専用便は運べる量に限界があり、時間帯ごとの先着順になっているからです。
台風や大雪など天候が悪い日、真夏の猛暑日なども、注文が増える傾向にあるので、早めに注文するといいでしょう。
【A】 イトーヨカド—と西友の場合、手渡しが基本なので、不在時に宅配ボックスに入れておいてもらうことはできません。再配達の依頼をすることになります。
ただしイオンは、不在時にあらかじめ指定した場所に留め置く「置き楽サービス」を行っています。事前に登録が必要で、手数料が1回につき100円かかりますが、不在がちな家庭には便利なサービスです。
(次回「ネットスーパー活用編」記事に続く)
(ライター 根本佳子)