子どもといろんな習い事やイベントに挑戦する連載「子どもと一緒にやってみた」。前回の「マンツーマンかけっこレッスン」に続く第2回は「リアル宝探し」に参加してみました。

 僕が読書好きになったのは、小学生のときに『怪盗ルパン』などの謎解き本にのめり込んだことが大きな要因でした。だから子どもにも『もしかしたら名探偵』(作・杉山亮/絵・中川大輔/偕成社)などを読ませていたところ、すっかり謎解き好きになりました。

 そこで「子どもと一緒に楽しめる謎解きイベントはないかな?」と探してみると、「リアル宝探しアトラクション カラクリ財宝伝」というイベントを発見。

 ホームページ(http://www.takarush.jp/event/karakuri/)によると、浅草の遊園地「浅草花やしき」に隠された財宝を探すという設定で、なんかとても面白そうじゃないですか。早速小学2年生の息子に「宝探し行く?」と聞くと「行きたい!」と二つ返事でオッケーしたので、行ってみることにしました。

 5月のよく晴れた日曜日に浅草花やしきに赴き、まずはシンボルであるBeeタワーをパチリ。浅草の街中に位置するという奇跡のようなロケーションの遊園地は、一度は見ておきたい東京遺産。「おかげさまで○周年」という幟が視界に入ったので、「ほぉ」と見てみると、なんと「おかげさまで160周年」ですよ! 古いとは思っていたけど、その始まりはなんと江戸時代末期の嘉永6年(1853年)というから驚きです。

 さて宝探しですが、まず「カラクリ財宝伝」の受付ブースに行って参加料1人500円を払い、係のお姉さんから「カラクリ指南書」を受け取ります。これが実に優れもので、これ1枚がここに財宝を隠した「歯車仰天丸」からの挑戦状であり、財宝を見つけるための司令書であり、財宝を発見するための手掛かりになっています。パッと見た感じ、なかなか手ごわそう。サイトには「推奨年齢10歳以上」となっており、10歳未満のお子様がクリアするには大人の助けが必要とありましたが、果たして7歳の息子は楽しめるのかな? 「標準クリア時間は40分」と案内されていましたが、果たして……。

 では「財宝を見つけるぞ! おー!」と記念撮影。おや、なんか人が増えている……。そうなんです。当初は、僕と息子の2人で挑戦しようと思っていたのですが「パパとお兄ちゃんは、遊園地に宝探しに行くよ」と3歳の娘に告げると「わたしも行く!」と言ってきかないので、連れてきたのでした。となるとママにも来てもらわないわけにもいかず……というわけで、一家4人での挑戦となりました。