英語の発音、細かく知ろうとすると、それこそキリがないのですが、“グローバルな現場で通じる英語”という観点からは、英語発音の注意点は実は2つしかありません。これは僕の実体験、そして英語音声学者の先生とも意見が一致するところであります。では、重要な順にみていきましょう。

 なお余談ですが、あなた自身が仕事などで英語を使う場合、以下の点に気をつけるだけで、本当にグンッ!と相手の自分の英語に対する理解度が高まりますので、是非お試しあれ。

その1 声量を上げて読む

 そもそも日本語の発声法と英語の発声法は“仕組み”が違うのです。簡単に書くと日本語は喉から、英語はお腹から出される発声なのです。ですから英語を読むときは、自分の声の大きさをいつもより少し上げ気味で読むと、子どもにとって良いお手本になります。

その2 強弱をつけて単語を読む

 日本語は抑揚がないのに比べて、英語はアップダウンがハッキリしています。1つ1つの単語を同じ強さで読むのではなく、強弱をつけて、(基本的には)主語・動詞・目的語を強く読めば、英語らしさが格段に上がります。

 なお、もう少し英語発音を基礎から体系的に学習したい!というあなたには、「新装版 耳慣らし英語ヒアリング2週間集中ゼミ (HMアーカイブ・シリーズ) [単行本]」(Amazonへのリンク)がお薦めです。

 いかがでしょうか?ここまで読んで、「英語読みたくなってきたぞ!」と感じていただいているのなら、良いのですが・・・(笑)

お薦め絵本は「イギリスの国語の教科書」

 次に、英語のお薦め絵本を紹介していきます。

 前提として、親が理解できる英語レベルの絵本を選ぶことをお勧めします。やっぱり親のモチベーションが大切ですから、難しい本だと、そもそも読む気になりにくいですよね。